イタイタイタタ…で続きます。

さて、その中詰め。
かっこいいってもんじゃあございません。
まず、3兄弟神がめっちゃくちゃキザりながら飲み始めます。
このときのね、すみれさま@ゼウスさまの声がもう、ぞくぞくするくらい、かっこいいのっ
しぶいのっ
それだけで倒れそうなのよーーーっっ

「どうして女はこう、嫉妬深いんだ。」
そう言いながらうんざりしたお顔。
うきゃーーーっかっこいいっ!その眉間のしわになりたいっ!!
(…え?)

この後、「理想の女神とは」を語る3人なんですが。
霧やん、ごめんなさいっ!水しゃま、ごめんなさいっっ!!

その悩めるお顔をずーーーっと観てましたっ

その後カウンターに座ったままゼウスの「理想の女神」みつばちちゃん。
(ここがまた…あうう)

みつばちちゃん!?

かわいくってやさしくってときどきちくっと針を向けるー♪
…とは言ってなかったけれどさ。

その、
みつばちちゃんっ♪
を、そのお声のままでその表情で言うかーーー!?

…ばったり。

倒れている場合では有りません。
この後、さらに見逃せないシーンがわんさと待っています。

これぞ花組!な男役群舞。
ため息の連続です。
やっぱりはじめ2回はおささまを一生懸命オペラで追っかけていましたが、3回目からは裸眼で全体を感じつつおささまを追っかけることにしました。

ゆみこちゃん(彩吹真央さん)と霧やん、同期の絡んだダンスも。
花組のダンサー高翔みず希さんとみずしゃまの絡んだダンスも。
そして、すみれさんと矢吹翔兄貴さんのダンスも!
…これって…珍しいよね…。
やっぱり、退団だからかなあ…うっとり。

いや、ほんと、このシーンは瞬きするのも惜しいくらいかっこ良くて素敵なシーンです。
音楽もかっくいいジャズで。
しーびーれーるーーー…ばったり。

最後にばばーっと銀橋に並ぶところは圧巻。
これぞ、花組。これぞ、宝塚。

そしてそして、最後の決め!…で……。
すみれさま@ゼウスさまはタキシードのタイを…タイを…

…ごめん、許して。

このシーンは、本当、もう……倒れるしか無いって…。

ぼーーーーーーっっ
としていると暗転してそういえばいなかった蘭トムちゃんのヘラクレス。
…ぴったりだね。
そのままロケットになるんですが。
蘭トムちゃんも、そんな立場なんだなーとみょーに実感。
頼んだよ…。

そして。

この先は、もう、語るのもパワーがいるんです…。

ゼウスが語る、悲劇の始まり。
それは、なんと、女神たちの自尊心から生まれたのです。
世界が壊れてしまう。
ここは、ゆみこちゃん@トロイアの王子(いやん、ぴったりー♪)とゼウス@おささまの無敵のデュエットが聴けます。
もう、リンゴの振り付けが可愛かろうがなんだろうが、そこには眼がいかないーー…すみません。

美しいです。
贅沢なデュエットです。
いつまでも聞いていたいくらいすばらしかったです。

…で?
大事な審判から逃げるの?ゼウス。
そんなことしちゃ、ダメじゃないのおー。

そして。
トロイア戦争が始まります。

もう、ここがまた…ねえ。
フラメンコ張りの曲に乗って、嘆き悲しみを歌うゼウス、そして激しく踊るギリシャとトロイアの戦士たち。
トロイアは水さま@ヘクトル、そして王子のゆみこちゃんたち。
ギリシャは霧やん@アキレス、そして蘭トムちゃんたち。
特出お二人に加え、花組男役のダンサー層の厚さを伺える、高等なダンスには息をのみました。

いつものごとくはじめはゼウスさまの表情を観ようとオペラを構えて居たけれど、これではダンスが観られない!とダンス好きのわたしはなるべく全体を観ました。

いやーー。
かっこよすぎです。
振り付けはさすがのANJUさま?(たぶん…)
好きだ…このシーン。
もう、あの、黒タキシードとここはもう、花組、ばんざーい!!と叫びたくなる素晴らしさです。
そこに君臨するはわが春野寿美礼さま(つい、フルネーム)。
しゅばらしい…。

疲れ果てた兵たちに見せる、最後の夢。
ゼウスが見せた夢は女性の温かさでした。
そこではゼウスさまと鈴懸さんに釘付けだったんですけれど…。
中央にいるのは…どうやら舞城さんではないぞ。
ふと気付いた私はパンフレットを見てみたら。

あらーー。美世ちゃんじゃないのーーーっっ!

ヘラが(確か嫉妬で?ゼウスの息子だから…だったかな??)ヘクトルを誘惑しているシーンだったんでした。
…もっとちゃんと観れば良かったかな。
何しろ気付いたの、4回めのときだったのー。

そんなに上手くないのにどうしてあの人が中央なんだ?と思ったことは伏せましょう。伏せてないって?

結局ギリシャが勝利して。
神殿は廃墟となりました…。

初めての挫折。
初めての苦しみ。
嘆き。

このシーンは…とにかく圧巻でした。
もう、語りたくないくらい………。

でも、語ります(え?いいって??)。

その前にあの…言わせて下さい。

胸が痛むほどにどっぷり雰囲気に浸かっている時に

どさっ

と音を鳴らし、現実に引き戻してくれたあの金のロープゼウスの涙…あれ…やっぱりしないと、ダメ?

いや、解るんですよ。
金の涙が大地を少しずつ甦らせたのをビジュアルで表現を加えるの。
でも…。

涙たちのダンスがあって。
ゼウスさまの全身全霊を込めた歌声があって。

それでいいじゃないよ。

せめて、無音の金のライトにするなり。
すすっと降りて来る薄幕にラメを入れるなり。

その、大事な無音の中に美しい(電子)ピアノの調べとおささまの歌声。

もう、神聖なほどの、思わず背筋が伸びるほどの空間に…その音は………苦苦苦。

東京公演では何らかの処置が施されていることを切願します…。
相当集中していないと、そこで引いちゃうんだもん。

その時の歌詞も。
そして(確か)ANJU先生の振りも。
もう、色んな想いがうかんでうかんで…感動しないではいられませんでした。
ゼウスの涙を表現する特出お二人とゆみこさん&蘭トムちゃんたち、そして花組が誇る娘役ダンサーたち。

何だかですね、ああ、おささまは今、この方々に支えられているんだなあって思いました。

でも、この方々がまるで「後は任せて…。」って感じに去って行って…。
一人、残ったゼウスさま。

おささま、まだ行かないでーーーっっ

と思ってしまった…。
あまりにも美しすぎて、神々しすぎて、なんて言うか…最後の
「さよなら…。」
って呟く様なお声が切なくて。

藤井先生は、もっと全世界に向けたメッセージを込められていたと思うんですが…。
すみません。

観た時によってはもちろん、それも思いました。
世界中が愛に満ちあふれていたら戦争なんて起きないのに、とか。
愛されるべき子供たちに降り掛かっている起こるべきではないはずの不幸なとか。
神様に見捨てられないように、見直すべきは個人個人の気持ちからだとも思います。

いえ、そんなこともですが。

歌詞がね…なんだか、ね。

「長過ぎた幻に」
「いま、ひとり…」
「さよなら…。」

だよ?

いやいやいやーーーっ(号泣)

…ばかですみません。

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