またまた↓続き

JAFの登場から検査、そしてタイミングベルトとやらの説明、そして牽引して駐車場の外まで出てダーリンの到着を待つ。

その間2時間強。
暴れん坊のちびちゃんは、去年ディズニーランドで買った『魔法使いの弟子』の小さい絵本をおかさんに繰り返し読んでもらいながら、静かに静かに耐えていた。
読み終わると必死で「も、いっかぃ、も、いっかぃ。」と必死の形相でおねだりする。
その必死さに、ちびちゃんなりの不安が伝わってきて、その気持ちを何とかしようとしている幼心に胸が痛んだ。
おなかもぺこぺこだろうに…。
おかさんの演技にも力が入った。
ミッキーがほうきに魔法をかけるシーンで自分も一生懸命魔法をかける。
一緒に自分の気持ちにも、魔法をかけているんだろうな。

親切な、親切な、そして熱心なJAFのおじさんは、汗だくになってがんばってくださった。
帰りに「牽引しながらって、きっと時間かかるよね。」
と、ロ●ヤルホストで遅いおそーーーい、晩ご飯。

学生時代にクラブでよく食べた、パーコー麺。
演奏会前(私は、ギター&マンドリンクラブに入っていました)に夜遅くなると、そこしか開いていなくて、演奏会近くなると、毎日のように通った。
味、変わっていないなぁ。
「パーコー麺とオレンジジュース。」
迷いながら注文したら結局全員同じメニューで。
それ以来ブームになってロ●ヤルホストに行っては同じ注文をして、お姉さんに笑われていた。

そのロ●ヤルホストのお隣には、実は次に買おうと考えていた車のディーラーがあった。
…運命?
あんなところに愛車で行って、帰りには「やっぱり、決めちゃおうかなあ。」なんて言っていたから(主人に至っては、たまたま彼の憧れの車が展示されていたものだから、もう、私の車のことなんか忘れて、うっとりしながら「かっこいい…やっぱり、かっこいい…。いつになったら買えるかなあ。」とつぶやく始末で。)、いじけちゃったかなあ。

もう、否応なくお別れかと思うと。

お別れの時には、満タンにして、ワックスかけて、車内もきれいにしてさようならしようと思っていたのに、ガソリンスタンドにも行けない。
せめて、自分の手で一生懸命洗おう…。

しばらくは、一台と電車でがんばらなくては。

初めて、自分の車と別れる。

もっと、大事にすればよかった。
いつもどこかに傷があった気がする。
ぴかぴかに磨かれているより、曇っていたことの方が、多い気がする。
いるかいらないか、判らない荷物が常に乗っていた気がする。

ごめんね。
こんなにぼろぼろになってしまうまで、放って置いて。

最後に、力尽きた場所が駐車場内だったのは、じいじや神様だけではなく。
あなたも、私とちびちゃんを守ってくれたんだね。
今まで、ありがとう。
たくさんの思い出と。
大事なひとたちを守ってくれて、ありがとう。

願わくば、あなたの新しいオーナーが、車を愛する人でありますように…。
どうか、このまま、お別れではありませんように…。

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