痛いお話です。
いつものイタいお話ではありません。
体調の悪い方、想像力が豊かで、痛いお話が苦手な方はご注意下さい。
それから、お食事前のかたも、お読みにならない方がいいと思います。


産まれて初めて…いや、出産のとき以来、か。
『外科的処置』を受けました。

この3日間のトピック?『生爪の悲劇』(なんてネーミングでしょう…)に対してです。

ちょっとした外科処置もこなす内科医、私の主治医Dr.Kに診せてみたら、そのとき私も初めて気が付いたのですが、爪の横からむにゅるるる…と膿が。
そして親指は真っ赤に腫れていて。

…痛いはずだよ。

「これは、ドレナージ(この場合排膿)した方がいいね。」

そ、それって…爪を剥ぐってことでしょうか…?
恐る恐る聞いてみたら、爪に穴をあけて、そこから排膿しようと仰る。

…あな?
今度はドリルかなんか?
怯えていると、なんてことはない、注射針でごりごり。
…原始的だなあ。
(ほんとにそんなんでいいのでしょうか…?)

麻酔しようといってくれたのを、その麻酔が怖いから我慢します、と言ってみたけれど、想像以上に痛いじゃないのさ。
いえね、爪はほら、感覚ないからいいんですが。
その下が膿んでる訳ですよ。そしてもう、その下のあんよは腫れるほど痛んでいる訳ですよ。
それをぐいいいっと圧されるので。

「いったあーーーーーーーーーーーーーーーいっっっ!!!」

遠慮なく叫びました。
ストップも、かけました。
「…麻酔、して下さい。」
観念しました。

そして、やっぱりものすごい痛い、注射を親指の付け根2か所に深々とされ。
…泣きそうだったよ。
休診日で看護婦さんがいらっしゃらないので、勝手知ったる院長夫人が臆病な患者のあんよを抑えてくれてました。
ありがとうございます。
お見苦しい姿をさらけました。

浸潤麻酔と言って、親指全体がしびれるように、指を支配する神経の大元に向かって注射液を浸潤させて効かせる局所麻酔です。
針を刺す時もだけど、その、液をじわりと入れる時が、また、痛い。

もう、痛いじゃないのよおおお!!!

思わず叫んでしまう私。

でも、麻酔ってやっぱり凄いですね。
ちゃあんと、効きました。
効いてしまえば、元々の痛みも和らぎ、ご機嫌になる私。

遠慮のなくなったDr.Kはめりっと爪を剥がし、その爪の下を診ていました。
思った以上に酷い状態だったらしいです。
「…切ろうね。」
やっぱり、そうきましたか。
もう、おまかせしますともさ。
そう思いながらも、
「切るって、どのくらいですか??」
切った後を考えて、半泣きの私。
「つ、付け根のところはまだくっついてますよ??」
…うんにゃ、剥がれてるね。解ってますよ、私だってね。
でもほら、ちょっと…爪に付いて来る膜?があるし…もしかしたら、ここはこのままでもいいかもよ?
心の訴えが聞こえたかのように(いえ、あなた、声に出してましたよ by Dr.K)ぐらぐらの爪1/3は残してくれました。

ものすんごく、深づめした状態です。
ぞぞぞ。
お約束どおり、麻酔は30分くらいで切れて来て、またもや痛み出しました。
あうう。
でも、圧される対象を失ったそこは、明きらかに楽になりそうな感じ。
痛くてもう、歩くのもやっとだけど。
包帯を巻くだけで、飛び上がるくらい痛いけれど。
「包帯巻くの、下手ですねえ。」
軽口もたたける余裕が出ました。
「あの状態なら…外科の先生だったら、多分有無を言わず全部剥がしてるよ?」
…いぢわる。
冷静沈着で「痛いのはどうやっても痛い!」がモットー?な外科医、院長先生が不在だったのを幸いと思うことにする。
「院長先生希望!」と叫んでいたけれど、電話でK先生と話されたとき、自分なら無麻酔で切る、と仰っていたらしい。
ぞぞぞ。
さすがの主治医は私にはその方法は適さないと判断なさったとのこと。
多謝。

痛み止めも許容量の最大限に飲んで、抗生剤と胃薬にも頼り。
後はなるべくあんよを高く保っていたら我慢できる程度には治まりました。
この痛み、どのくらい続くんでしょう?
覚悟していたら、Dr.Kの予言どおり、夜には大分楽になり、今日は安らかに眠れそうです。

ちびちゃんの攻撃だけは避けなければ。

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