初恋ジェンヌさま その2
2004年6月5日 宝塚の独り言いよいよクライマックスへ突入した。
やっと辿り着いた領事館。閉ざされた門に必死に駆け寄るアディナン…そして…。
愛する人を銃弾から守るため、アルビアは倒れた。
…なんてこったい。
それでも必死にアルビアを抱え、門へと向かうアディナン。気迫の演技に息をのむ…でも…背後から無情に響く銃弾に倒れながらもアルビアを守ろうと動きを止めないアディナン…あああ…なんて可哀想なんだ。もう、戦争は終わっていたのに。インドネシアは独立を遂げたのに…。
私は、この、お話自体以上に、そうやってあと数分、数秒、戦争が終わるのが早かったら、命を落とさずに済んだはずの人が一体どのくらいいるのだろうと、前日見た『シンドラーのリスト』も重なってそれが哀しくて可哀想でぼろぼろ泣いてしまった。
すみれさまの潤む瞳での迫真の演技に感動しながら、その二人の姿にたくさんの戦争の犠牲者たちを想った。
人知らず独りきりで自害するタムロンにも、その家族のことを想い、泣いてしまった。
隣には主人を亡くして4年しか経っていない母が居て。それでまた涙が止まらなかった。
そこで登場する「私」に救われながら。
ところが!
覚悟が足りなかった。
フィナーレが始まって。
真っ白な民族衣装のお二人が真っ白な大きなハイビスカス中央ににっこり佇んでいた。
床はドライアイスの海。
ああ、天国って、あるんだなあ…。よかった…。
二人の美しい笑顔は、それまでで一番幸せに輝いていた。
私は、また、母を想い、号泣してしまった。
また、愛するパパに逢えるね。よかったね。
あんまり泣くので、母はびっくりしていた。
…で、オペラを覗けなかった私は大変なシーンを見逃していたことに、2回目の観劇で気付き。母にも恨まれちゃった。
羽を背負って独り階段の上にあぐらをかいて踊る寿美礼さま。
この時から、もう、アディナンは「春野寿美礼」になっていた。
それこそ、あの、アディナン??と疑ってしまうくらい目つきから違っていた。
か…かっこいい…。
これぞ花組!な(…って寿美礼さましか観てないけど…)男役さんたちの群舞に酔いしれ、寿美礼さまのかけ声に痺れ…ああ、素敵♪
もう、大満足でした。
蘭寿とむくんの「ブンガワン・ソロ」も良かった。寿美礼さんも歌ったんだよね…聞きたいなあ。
最後の寿美礼さんのお歌にうっとりしながら、また1時間後にはこの幸せな時間を、今度は1階席で!過ごせることを再び神様に感謝した。
やっと辿り着いた領事館。閉ざされた門に必死に駆け寄るアディナン…そして…。
愛する人を銃弾から守るため、アルビアは倒れた。
…なんてこったい。
それでも必死にアルビアを抱え、門へと向かうアディナン。気迫の演技に息をのむ…でも…背後から無情に響く銃弾に倒れながらもアルビアを守ろうと動きを止めないアディナン…あああ…なんて可哀想なんだ。もう、戦争は終わっていたのに。インドネシアは独立を遂げたのに…。
私は、この、お話自体以上に、そうやってあと数分、数秒、戦争が終わるのが早かったら、命を落とさずに済んだはずの人が一体どのくらいいるのだろうと、前日見た『シンドラーのリスト』も重なってそれが哀しくて可哀想でぼろぼろ泣いてしまった。
すみれさまの潤む瞳での迫真の演技に感動しながら、その二人の姿にたくさんの戦争の犠牲者たちを想った。
人知らず独りきりで自害するタムロンにも、その家族のことを想い、泣いてしまった。
隣には主人を亡くして4年しか経っていない母が居て。それでまた涙が止まらなかった。
そこで登場する「私」に救われながら。
ところが!
覚悟が足りなかった。
フィナーレが始まって。
真っ白な民族衣装のお二人が真っ白な大きなハイビスカス中央ににっこり佇んでいた。
床はドライアイスの海。
ああ、天国って、あるんだなあ…。よかった…。
二人の美しい笑顔は、それまでで一番幸せに輝いていた。
私は、また、母を想い、号泣してしまった。
また、愛するパパに逢えるね。よかったね。
あんまり泣くので、母はびっくりしていた。
…で、オペラを覗けなかった私は大変なシーンを見逃していたことに、2回目の観劇で気付き。母にも恨まれちゃった。
羽を背負って独り階段の上にあぐらをかいて踊る寿美礼さま。
この時から、もう、アディナンは「春野寿美礼」になっていた。
それこそ、あの、アディナン??と疑ってしまうくらい目つきから違っていた。
か…かっこいい…。
これぞ花組!な(…って寿美礼さましか観てないけど…)男役さんたちの群舞に酔いしれ、寿美礼さまのかけ声に痺れ…ああ、素敵♪
もう、大満足でした。
蘭寿とむくんの「ブンガワン・ソロ」も良かった。寿美礼さんも歌ったんだよね…聞きたいなあ。
最後の寿美礼さんのお歌にうっとりしながら、また1時間後にはこの幸せな時間を、今度は1階席で!過ごせることを再び神様に感謝した。
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