明日は再会♪

ああ、麗しの寿美礼さまに会える！！
どきどきしながら夜の部のチケットを確認したら、やっぱり言われちゃった。
「完売です。」
そりゃそうだよね…。
でも、いいの。それだけ、人気があるのさ。
どうして、お昼のチケットが取れた時、すぐに電話して夜の部も取らなかったんだろうと思うけれど。
同行する母のこともあり、まあ、いっか、と思う。
色んなところで、どんなお話かって（辛口が多いけれど）知っているけれど、きっと想像できない甘美な世界が繰り広げられるに違いない、と初日の映像を観て期待満々。
時間の許す限りNOW ON STAGEや初日のダイジェスト版を繰り返し観て、気持ちを高ぶらせ、敬愛する某HPの管理人様にもmailして、いざ、出陣。
明日は5：47発の電車に乗るから、実家に泊まる。

そこで。
母が観ていたのは、『シンドラーのリスト』
…重すぎる。
時間も遅いと言うのに、最近BSで流れている映画の時間にすっかり嵌っている母は3.5時間あると知らずに見始め、そして嵌ったらしい。
「もう、なにしてんのよう。」と言いつつ、私も嵌る。もう、終わろうとしていたのに、これは私の特技。
最初から見直す気にはとてもならないけれど。
白黒の画面に時折色が入る。
シンドラーは、ドイツナチスの一員でありながら、その残虐さに疑問を抱き、そして目を覚まし、ユダヤ人を救った人。
その命を、自分の財産を投げ打って彼は4000人もの命を救った。
そして、終戦。
ドイツナチスは追われる立場となった。
その、終戦直後、ドイツ兵と、自分の工場で働くユダヤ人を集め、シンドラーが言った言葉。
命令を守ってここにいるユダヤ人を皆殺しにして、殺人鬼として家族の元に帰るか、このままここを立ち去り、人間として帰るか。自分で決めよ。幸いここに全員集まってる。命令を施行するならチャンスだと。
一人、また一人、兵隊はその場を立ち去った。全員が。
私は思う。
彼等も被害者なのだと。
人としての人格を殺された、哀れな被害者だったと。
命令に従わなければ殺される。罪の無い人々を殺さなければ。
その、狂気に倒れそうになる人々の魂をも、シンドラーは救ったかもしれない。そう思う。
ユダヤ人の方々の恐怖を伝える映像も、たまたま観てしまって、心が重たくなってしまったので、眠る前に母と観ました。

去年の地方公演の妖しくも美しい、寿美礼さまを。
いやーん、かっこいいっっ！！
…私、おかしいでしょうか？
あと、3時間後に起きなくてはいけないことも、全然気にならない、休まる気持ちで、幸せな夢をみた。