昨日は日記開始!した記念の日だけれど、実はかなりダウンしてしまっていました。気管支炎を起こしかけていた上、胃腸炎まで(もしかしたらこれは食中毒かも)…で脱水症状を起こし、数年ぶりに点滴を受けました。
娘は私に来たがって…でも点滴が外れるのを恐れた主人に駄目と言われて葛藤していたけれど、その内"看病"しているつもりなのか、タオルでぽろぽろ出て来る涙を拭ってくれたり飲み物を飲ませてくれたりしました。
思えば娘が1歳4か月だったかロタ性の嘔吐下痢にかかり初めて点滴を入れた時、その数日後小児救急のTV番組で赤ちゃんが点滴を入れられている姿を観た娘が、その映像と自分の点滴を入れられた腕を交互に指して訴え、母を驚かせたっけ。
点滴の間、久しぶりに花組『エリザベート』を観ました。
私が春野さんに出会った、彼女の宝塚大劇場トップお披露目公演。
あの時、私の恩人R.K.がチケットが手に入ったからと誘ってくれたのをオペラに行く予定があったので断ったのでした。
幼い頃からバレエやミュージカルが大好きで、最近ではオペラや歌舞伎にも興味を持っていた私は、10数年来の宝塚ファンの彼女にかつて一度観てみたいと言ったことを覚えてくれていて、誘ってくれたのでした。
ああ、なんてばかなことをしたんだ。一生の不覚です。
プッチーニ『トーランドット』は素晴らしかったし、それはそれで貴重なコンサートではあったけれど。母とは半年前からの約束で、約束は、した順番優先の私はそのエリザベートに行けることがどんなに貴重なことなのかも知らずに…あうう。
実は●組のエリザを予習に貸して貰ったけれど、ちょっと…お歌が…で宝塚を初めて観る私には…だったので、それも一因だったかもしれない。
友人は「今度の人は歌が上手だからきっと好みよ」って今思えば殺し文句付きで誘ってくれたし、日程も前もって聞いてくれたのに…ごめんなさい。
そして、「この前観るはずだった花組よ」と貸してくれたビデオを観て…ががーん…。
その伸びやかで美しく、深く、踊っていても決して乱れることの無い安定した歌声。そして上品で柔らかく立ち姿から腕、足の角度まで計算されたかのようで、手先足先まで行き届いた美しいダンス。妖艶なほどに色気があり真に迫り引き込まれるような演技。さらにはあの容姿にスタイル…。
こんな人がいるんだ…。
かなりショックでした。
だからと言ってそれ以上求めることはなくひたすらそのビデオを観続けたのですが。
翌年、花組は地方公演で近くまでいらっしゃいました。
友人はお安く取れるから今度こそとチケットを取ってくれました。
ところが。
体調の優れなかった娘を一緒に連れて行ったのが間違いだったのですが、どうしても会場に入らないし、挙げ句に吐いてしまったので、ほとんど観られないまま帰ってしまいました。
これも縁。仕方が無い(ああ、ドリーミングウエーブに乾杯…観たかった…くくく)と思っていたら、今度はたまたまチケットが手に入ったけれど自分は行けないからどうかとこの春の大劇場公演のチケットを譲ってくれました。
再三彼女のお心遣いを無駄にするのもあんまりだし、予想に反して母が行くと言うので、行ってみることにしました『飛翔無限/天使の季節/アプローズ・タカラヅカ!』
『天使‥』は、彼女に「宝塚の喜劇はかなり寒いからね」と強調されていたので驚くこともなく(笑)素直に笑えました。「あのトート閣下の人!?」とびっくりはしましたが…。瀬奈さんのアッサーラ王子が楽しかったです。
そして月組のトップコンビの特出付きというゴージャスなショー。紫吹淳さんを観て、「あら、この方も素敵♪」などと言いつつ、楽しみました。まさか他の組のトップさんとは思っていませんでしたが…。
そこで完全に堕ちました…春野寿美礼さま。
生のステージって、すごいパワーですね。想像以上の素晴らしさに参ってしまいました。魂を抜かれるってこのことか…。
もう、帰る時には夢中でした。
それから予め借りていた初日のBS放送を何度見直したことか!!
そして何度も何度も見直すうちに、娘に気を取られてあまり集中しきっていなかったし、どうしても全体を観てしまっていたことを後悔し、まだチケットが残っていることを知ったら、居ても立ってもいられなくなって…でも言えずにもじもじしていたら。
当てられてしまいました。主人に。
あっさり「もう一度観に行きたいの?」と。
九州なので、まさかそんなこと言えないと思っていたら、NFLの好きだった選手が引退する時、本気でアメリカまで観に行こうかと思ったことがあるらしく、いつ退団されるかわからないと騒いでいたこともあり、気持ちは解るって…「行っていいよ。」って…ありがとう…うるり。
そうしておささま堕ちして1か月で九州から2回目も観に行った私でした。
今度はもう、ばりばりファンモードで、オペラグラスを握りしめ。ああ…素敵でした。
それからは寿美礼さま三昧。
瀬奈さんもかっこいいし、二人のコンビは大好きだし、密かに?まっつさんも応援していますが。
でも、寿美礼さんが舞台に立っていらっしゃると彼女しか見えません。
どうしようもないです。
R.K.ちゃんはどうしてそんなに親切なの!?と思うくらいたくさんたくさんビデオを貸して下さり、私はお会いしたことも無い「おさ好き」のお友達にまで借りてくれて、すっかりすみれ漬けにしてくれました。
ああ、もう、大好き!!ありがとう、ありがとう!!!
宝塚ファンの方って皆様本当にご親切なんですね…。
今では娘もアプローズ‥!とカクテルを観ると歌って(るつもり)踊るほどです…彼女は必ず娘役なので、相手をさせられる私は恐れ多くも寿美礼さま役…あうう。まともな青春時代を過ごさせるためには控えた方がいいのかもと思い始めた今日この頃です。
まだ、R.K.ちゃんに会う度聞かれる"次世代のご贔屓さん"は見つけることはできませんが…今は一筋に、精一杯寿美礼さまを応援したいと思います。
いつか必ずやってくる、別れの日まで(いえ、きっとその後も応援しますが)…その時、素直な気持ちでありがとうって言えるように……。

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